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食品微生物検査の手順
(黄色ブドウ球菌)

使用培地

 
試料調製 滅菌リン酸緩衝液
(90mlまたは225ml)
緩衝ペプトン水
(BPW)225ml
培地接種 RV培地、TT培地 卵黄加ベアード
パーカー寒天培地又は卵黄加マンニット
食塩寒天培地

<前処理>

試料25gを秤量し、緩衝ペプトン水225mlを加え、1~2分、ホモジナイズします。
※必要に応じて、100倍希釈液、1,000倍希釈液を作製する。
ホモジナイズと培養

<培養>

2枚の卵黄加ベアードパーカー寒天培地あるいは、卵黄加マンニット食塩寒天培地に、それぞれコンラージ棒で0.1ml塗抹する。 15分間乾燥させた後、平板を逆さにして培養する。
ブイヨン10mlに加えて培養

<判定>

ベアードパーカー:周囲に透明帯が存在する、黒または灰色で、光沢のある隆起した円形集落を指す。
VRBG寒天平板の培養
マンニット:黄色で集落周囲に卵黄反応による白濁帯がみられる光沢のある隆起した直径1~2mmの集落を指す。
腸内細菌科菌群(+)

<確認試験>

①純培養:疑わしい集落を1平板につき2~5個釣菌し、トリプトケースソイ寒天(TSA)培地に塗抹し、37℃で22±2時間培養。
②同定
・グラム染色を行う→グラム陽性の球菌
・コアグラーゼ試験
 市販のウサギプラズマの容器に滅菌生理食塩水7mlを加え、溶解し、小試験に0.5mlずつ分注する。
 純培養した集落を白金耳で釣菌し、その1白金耳量をウサギプラズマ0.5mlに接種する。
腸内細菌科菌群(+)
接種方法
腸内細菌科菌群(+)
1、試験管の内側で液面の少し上のガラス壁に菌を付けてから、少しずつ溶かし、薄く濁る程度に接種する。
2、35±1℃で保温4時間(30分間隔)・6時間・24時間凝固が認められるまで観察。
(+)全体凝固・部分凝固
(-)22±2時間後に判定。

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