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食品微生物検査の手順
(グラム染色)

 
グラム染色は、細菌の同定を行ううえで重要な染色法です。
グラム陽性とグラム陰性は、細菌の細胞壁の構造や成分により染め分けられ判定されます。
グラム染色と細菌の形態(球菌・桿菌)の組合わせで、細菌は4種類(グラム陽性球菌・グラム陽性桿菌・グラム陰性球菌・グラム陰性桿菌)に分けられます。

<塗抹>

スライドグラスに滅菌精製水を1白金耳のせ、その後純培養菌を塗抹します。
プレストン増菌培地
自然乾燥後、スライドグラスを弱い火炎中にゆっくり3回通します。
プレストン増菌培地
洗浄時は、スライドグラスを裏側から水で洗い流します。
プレストン増菌培地

<染色>

クリスタルバイオレット液をスライドグラスにかけて60秒間染色します。
その後、洗浄します。
プレストン増菌培地
ルゴール液をスライドグラスにかけて60秒間染色します。
その後、洗浄します。
プレストン増菌培地

<脱色>

95%エタノールを注ぎ、脱色します。
軽くゆすってはアルコールを捨てます。(数回繰返します)
その後洗浄します。
プレストン増菌培地

<後染色・乾燥>

サフラニン液をスライドグラスにかけます。
その後、洗浄します。
ろ紙で水分をふき取り、さらに自然乾燥させます。
プレストン増菌培地

<鏡検>

油浸レンズを使用して検鏡します。
プレストン増菌培地

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