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キッチンカー開業予定の方必見!
実店舗との違いや
開業準備に必要なものをご紹介!

キッチンカーは必要な許可や準備があればどこでも食品を販売できる仕事ですが、
開業するにはどのような準備を行えばいいのか悩みますよね。
本記事では、キッチンカー開業に向けて必要な準備や成功するための方法について紹介します。
実店舗と比較してメリットデメリットについても詳しく解説しているので、
これからキッチンカーの開業を検討している方はぜひ参考にしてください。
キッチンカーの画像

1.キッチンカーとは

キッチンカーとは、"店舗以外のところへ自動車などで商品を運んで販売する移動販売車"の一種です。
移動販売車の種類にはさまざまあり、食品だけではなく雑貨の販売なども含まれています。

キッチンカーはその中でも一般的に「食品の調理設備を整えた車両」を指し、販売できるものは食品と限られているのが特徴です。
店舗を構える飲食店とは異なり、メニューも多すぎず、たこ焼きやクレープなど手軽に食べられるものが多く、車内で煮たり焼いたりと簡単な調理を行える調理設備が導入されています。
キッチンカーのイメージ図

2.キッチンカーのメリット、デメリット

キッチンカーには、実店舗にはない移動販売独自のメリットやデメリットがあります。
ここではそれぞれ実店舗と比較して紹介します。

メリット・デメリットの画像

キッチンカーのメリット

メリット1:初期費用を抑えられる
キッチンカーを使えば、初期費用を抑えやすいです。
実店舗で営業を行う場合は、物件の家賃や保証金などが高額になりやすく、ほかにも内装を整えたり必要な備品を揃えたりする必要があり、開業するには多くの費用が発生してしまいます。
キッチンカーを使えばテイクアウトのみの販売となるため、内装の費用がかからず備品も少なく、必要な厨房設備を整えればコストを抑えられるでしょう。
初期費用を削減できるだけでなく、固定費としての家賃がかからないのもうれしいポイントですね。

メリット2:人件費がかからない
店舗がないメリットとして、人件費がかからないのもメリットの1つです。
週末といった忙しい時期のみ人数を集めればいいため、実店舗に比べ人件費が削減できます。

メリット3:季節やイベント、状況に応じて場所を移動できる
好きな場所に移動できるのも移動販売の魅力。
実店舗では開業したものの、近くに商業施設ができたり、人の流れが変化したりしても簡単には移転できませんが、キッチンカーであれば時間や曜日に合わせてさまざまな場所で営業が行えます。
平日はオフィス街で会社員向けに販売し、休日には公園で家族向けに販売するといった柔軟な対応ができるでしょう。

さらにキッチンカー営業なら働く時間も自由です。
売り上げ目標を達成できるのであれば短い時間で一気に稼いだり、平日の昼間と週末のイベントのみ営業したりといった働き方もできますよ。

キッチンカーのデメリット

デメリット1:天候に影響を受ける
天候に左右されやすく雨や雪の日には客足が落ちてしまう傾向があります。
稼ぎ時の週末に雨が続いてしまうと売り上げを得られず経営が悪化してしまう場合も。
経営者の責任ではないものの、キッチンカーを開業するにあたってこのようなリスクが起こる可能性があるのも念頭においておきましょう。

デメリット2:調理スペースや保管スペースが少ない
キッチンカー営業は、実店舗に比べて調理場のスペースが狭く、扱える食品が限られます。
食材を一度にたくさん運ぶこともできないため、1日の調理量も限界があります。
また、実店舗がない分、仕込みをする場所を別で借りたり、食材や備品の保管場所を設ける必要があったりと、別コストが必要になる可能性があります。。

デメリット3:営業許可を取らなければならない
キッチンカーはさまざまな場所で販売を行えますが、大前提として保健所で営業許可を取る必要があります。必要書類を提出して保健所から許可が降りるまでにはおよそ2週間程度かかるため、事前に用意するようにしましょう。

そこからさらに出店場所に「使用許可」の申請も出さなければなりません。どこにでも移動できますが、先に申請をしなければならないので複数場所で出店を考えてる場合は時間がかかります。


また、令和3年6月1日からHACCPに沿った衛生管理が制度化されました。
HACCPとは、製品の安全性を確保する衛生管理の手法です。
これにより、キッチンカーも該当し、HACCPの導入が義務化されています。
HACCPを導入せず食品衛生法違反と判断された場合には罰則がかかり、営業停止などの処分がされる可能性もあるため、注意が必要です。
そのためキッチンカーにおいてもHACCPに準拠した衛生管理等を行う必要があります。
HACCP義務化についてはこちら⇒
キッチンカーで働く人

3.キッチンカーの開業準備

キッチンカーで営業を行うにあたって、どのような準備を行えばいいのでしょうか。
ここからはキッチンカー営業の開業準備について項目ごとに紹介します。
必要な準備は以下の4点です。

● 資格や認可を取得する
● 事業計画を明確に立てる
● 開業・運営資金を調達する
● キッチンカーを手配する

では、順番に解説します。

資格や認可を取得する

キッチンカーを開業するには、保健所からの営業許可が必要です。
営業許可には車内で加熱や盛り付けといった簡単な作業が行える「食品営業自動車」と、あらかじめ包装されているもののみが販売できる「食品移動自動車」の2種類があります。
キッチンカーは食品営業自動車に該当し、その中でも飲食店営業や菓子製造業、喫茶店営業と細かく分けられるので提供するメニューに応じて必要な許可を申請しましょう。
あわせて食品衛生責任者の資格と出店場所での使用許可も必要になります。食品衛生責任者に関してはキッチンカーの出店を考えている方は事前に資格を取得しておくのがおすすめです。

事業計画を明確に立てる

開業前に事業計画を明確に計画しておくと開業後も営業がしやすくなります。
メニューやコンセプト、対象客を細かく設定することによって出店場所や付近の飲食店との差別化を狙いやすいでしょう。
また、銀行からの融資をする場合には事業計画書が必要となるため、スムーズに手配できるように早めに準備しておくといいですよ。

開業・運営資金を調達する

キッチンカーの資金には自己資金だけでなく融資や補助金を活用するといった方法もあります。
自己資金は複雑な手続きが必要なく、返済に追われる心配がないため一番手軽な方法です。自己資金だけで足りない方には融資といった方法もあります。
融資の場合は、金融機関の審査が必要なだけでなく毎月返済が必要になります。また審査を通るには事業計画書を提出するため、しっかりと営業の計画を練って提出するようにしましょう。
ほかにも地域によってはキッチンカー開業のサポートとして補助金をだしてくれる自治体もあります。サポート対象や条件は各地域によって異なるため、事前にしっかり確認しておくと初期費用を抑えやすくなりますよ。

キッチンカーを手配する

キッチンカーの手配には自車の改造や新車、中古購入のほかにもレンタルなど、さまざまな方法があります。
自車改造は手軽ですが事故などのリスクも高いため、専門業者へ依頼するのがおすすめです。
自車とは別に新車や中古品を購入して業者に作ってもらうことも可能です。キッチンカーを製作する業者によって得意分野が異なるので、複数の業者を比較して選ぶようにしましょう。
中古車の場合はコストを抑えやすいですが、状態によってはメンテナンスが必要な車もあるため、購入前に必要な設備や壊れそうなところはないか確認しておくといいですよ。
ほかにも月額費用はかかりますが営業許可の取れているレンタル車を借りることもできます。自分の予算にあったものを選ぶようにしましょう。

キッチンカー開業準備イメージ図

4.キッチンカーを成功させるために


キッチンカーを開業後は売り上げを出すためにお客さんを集める必要があります。
ここでは、成功に役立つおすすめの営業方法をご紹介します。
キッチンカーを成功するために意識する点は、以下の4つです。

● ニーズに合った場所を選ぶ
● 価格設定に気を付ける
● SNSを活用する
● UberEatsを利用する

では、順番に解説します。

ニーズにあった場所を選ぶ

キッチンカーで販売を行うには、ニーズに合った場所を選ぶようにしましょう。
販売場所を自由に選べるキッチンカーですが、人気の場所はすでにほかのキッチンカーに占拠されていたり、営業許可の取れない場所だったりと場所選びに時間がかかってしまいます。
また、提供するメニューと販売場所があっていなければ売上にはなかなかつながりません。
例えば場所選びに時間がかかると売り上げよりも経費がかかってしまうことも。事前に場所の目星をつけておくといいでしょう。

価格設定に気をつける

キッチンカーでの路上販売は、通りすがりの方でも購入してくれる可能性はありますが、それだけでは売り上げの目標まで達成するのは難しいです。
そのような場合は、SNSの活用がおすすめです。SNSは近年活発になり、情報収集の要となっています。
おいしそうな料理の写真やキッチンカーのこだわり、販売場所の告知を行うことで興味を持った方が現地に訪れやすくなるでしょう。
またアカウントをフォローしてもらえれば、リピーターになってくれる可能性も期待できます。
SNSにはさまざまな種類があるので、クーポンや広告などを活用し集客の場としてうまく活用していきましょう。

SNSを活用する

商品の価格は基本的に原価率をもとに算出しますが、キッチンカーでの価格設定はそれに加えて細かい注意点があります。
実店舗とは異なりキッチンカー営業の場合は、通りがかりのお客さんが購入しやすいように価格の種類を少なくしましょう。価格の種類が豊富なのも大切ですが、あまりに細かく分かれていると、メニュー自体が見づらくなる可能性もあります。
お客さんが購入しやすくするために、3パターン程度にしておきましょう。
その中でも小銭の区切りは控えめにしましょう。小銭が多くなってしまうと小銭を数える作業が増えるため、営業効率が下がってしまいます。
細かくても50円ほどに区切っておくことで小銭をあまり持ちたくないというお客さんも気軽に購入しやすいでしょう。
また、多店舗と比較して価格設定をすることも大切ですが、あまりにも低く値付けてしまい、利益が出ないということも避けなければ経営していけませんので、注意しましょう。

UberEatsを利用する

UberEatsは一定の基準を満たせば登録できる配達サービスです。
広告として活用できるだけでなく、うまくいけば出店先の近隣住民まで利用客を広げられる可能性があります。 また配達を請け負うスタッフを確保する必要もなく、気軽に利用しやすいでしょう。

雨天時で集客が見込めないときもUberEatsなら影響をそこまで受けないため、売り上げの増加が期待できます。一方でデリバリーコストや手数料がかかるので、予算を考慮して利用の有無を判断しましょう。

にぎわうキッチンカーのイメージ

5.まとめ

キッチンカーは必要な許可や準備が整えられれば実店舗よりも手軽に開業できる事業となっています。
アズキッチンでは、キッチンカーで調理を行う際に必要な調理器具や備品などを豊富に取り揃えているため、これから開業を始める方は合わせてぜひご覧ください。


キッチンカーで働くイメージ図
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