おしぼりの選び方
1.おしぼりとは
もうご存じの方もいるかと思いますが、おしぼりというのは日本独特の文化です。
お客様にきもちよく過ごしていただきたい、というおもてなしのサービスの1つです。
海外では、おしぼりの代わりに場面に合わせてナプキンやフィンガーボールなどを使用しているところもあります。
飲食店においてお客様にお食事を楽しんでいただくうえで、料理(味、見た目、風味)、お店の空間(雰囲気)、スタッフの対応はもちろん大切です。
しかし、おしぼりもお店のイメージ作りには意外と重要な存在です。
お客様が席につき、水やお茶などとともに一番最初に目にするため、あなどれない存在です。
おしぼりには大きく分けて布おしぼりと紙おしぼりがあります。
近年はコロナウイルスの拡大などを経て、使い捨てできる紙おしぼりを選ばれる飲食店様が増えてきています。
また、店内飲食だけではなくテイクアウト販売をする飲食店様も増えているため、より紙おしぼりの需要が高くなっています。
布おしぼり、紙おしぼりそれぞれの特徴をご紹介します。
おしぼりの新規導入を検討中の方はもちろん、おしぼりの見直しをされている方にもぜひご参考にしていただけましたら幸いです。
お客様にきもちよく過ごしていただきたい、というおもてなしのサービスの1つです。
海外では、おしぼりの代わりに場面に合わせてナプキンやフィンガーボールなどを使用しているところもあります。
飲食店においてお客様にお食事を楽しんでいただくうえで、料理(味、見た目、風味)、お店の空間(雰囲気)、スタッフの対応はもちろん大切です。
しかし、おしぼりもお店のイメージ作りには意外と重要な存在です。
お客様が席につき、水やお茶などとともに一番最初に目にするため、あなどれない存在です。
おしぼりには大きく分けて布おしぼりと紙おしぼりがあります。
近年はコロナウイルスの拡大などを経て、使い捨てできる紙おしぼりを選ばれる飲食店様が増えてきています。
また、店内飲食だけではなくテイクアウト販売をする飲食店様も増えているため、より紙おしぼりの需要が高くなっています。
布おしぼり、紙おしぼりそれぞれの特徴をご紹介します。
おしぼりの新規導入を検討中の方はもちろん、おしぼりの見直しをされている方にもぜひご参考にしていただけましたら幸いです。
2.紙おしぼりと布おしぼり
おしぼりには大きく分けて紙おしぼりと布おしぼりがあります。
紙おしぼりは一般的に”使い捨ておしぼり”とも呼ばれていて、材質・サイズの違い、デザインなどで種類がたくさんあります。
布おしぼりとはタオル地のものが多く、洗って繰り返し使用できるおしぼりです。
紙おしぼりと布おしぼりの特徴を比較してみましょう。
紙おしぼりは一般的に”使い捨ておしぼり”とも呼ばれていて、材質・サイズの違い、デザインなどで種類がたくさんあります。
布おしぼりとはタオル地のものが多く、洗って繰り返し使用できるおしぼりです。
紙おしぼりと布おしぼりの特徴を比較してみましょう。
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・使い捨て可能 | ・ふき取り面積が大きい |
・衛生的 | ・高級感がある |
・場所を取らない | ・季節に合わせ温度調整が可能 |
・お店のロゴや店名などを入れたオリジナルデザインが可能 | ・環境にやさしい |
▲温めたり冷やして提供が難しい | ▲洗浄コストがかかる |
▲1枚の大きさが小さくふき取り能力は高くない | ▲管理が手間(洗濯やリース管理、保管場所など) |
▲洗浄・保管方法によっては不衛生になる可能性がある |
紙おしぼりは使い捨てができ、衛生的で、保管も小スペースで済みますが、季節に合わせて温めたり、冷やしたりと、温度を変えて提供することは難しく、
料亭などではそういった対応ができ、高級感のでる布おしぼりのほうが好まれるでしょう。
紙おしぼりの多くは白地ですが、無漂白(茶色)や染色、絵柄付き、香り付きなど少し高級感のあるものもございます。
布おしぼりは、ふき取り面積が大きく、1枚で手全体を拭きとれ、洗うことで何度も使えるため環境にやさしいですが、
洗浄や管理の手間がかかり、洗浄や保管の仕方次第では菌を増殖させてしまい不衛生になる可能性もあります。
洗濯までをレンタル業者様にお任せした場合でも、タイミングの調整で手間がかかります。
また布おしぼりは紙おしぼりに比べ保湿性が高いため、ランチなど滞在時間が短い場合はどちらでも問題ないですが、
居酒屋や焼き肉屋など滞在時間が長いと考えられる場所では布おしぼりのような保湿性が高いもののほうがお客様へは好まれやすいです。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、コスト・お店での運用や管理の手間・お店の世界観などに合わせて選んでみてください。
料亭などではそういった対応ができ、高級感のでる布おしぼりのほうが好まれるでしょう。
紙おしぼりの多くは白地ですが、無漂白(茶色)や染色、絵柄付き、香り付きなど少し高級感のあるものもございます。
布おしぼりは、ふき取り面積が大きく、1枚で手全体を拭きとれ、洗うことで何度も使えるため環境にやさしいですが、
洗浄や管理の手間がかかり、洗浄や保管の仕方次第では菌を増殖させてしまい不衛生になる可能性もあります。
洗濯までをレンタル業者様にお任せした場合でも、タイミングの調整で手間がかかります。
また布おしぼりは紙おしぼりに比べ保湿性が高いため、ランチなど滞在時間が短い場合はどちらでも問題ないですが、
居酒屋や焼き肉屋など滞在時間が長いと考えられる場所では布おしぼりのような保湿性が高いもののほうがお客様へは好まれやすいです。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、コスト・お店での運用や管理の手間・お店の世界観などに合わせて選んでみてください。
3.使い捨ておしぼりの選び方
紙おしぼりと布おしぼりの違いがわかり、紙おしぼりをいざ購入となった場合、
種類がたくさんあり選ぶのが難しいですよね。
紙おしぼりの選び方のポイントをご説明します。
種類がたくさんあり選ぶのが難しいですよね。
紙おしぼりの選び方のポイントをご説明します。
3-1.価格で選ぶ
なるべくコストを抑えたい、、!そういったコスト面重視の方は価格でご選択ください。
布おしぼりは初期コストは低いですが、その後の洗浄の手間、レンタル等の運用費がかかります。
紙おしぼりは毎回のコストがかかりますが、洗濯などの運用コスト・手間は省けます。
1日当たりの使用量・管理費から計算して何が一番コストを抑えられるか計算してみてください。
布おしぼりは初期コストは低いですが、その後の洗浄の手間、レンタル等の運用費がかかります。
紙おしぼりは毎回のコストがかかりますが、洗濯などの運用コスト・手間は省けます。
1日当たりの使用量・管理費から計算して何が一番コストを抑えられるか計算してみてください。
3-2.仕様で選ぶ
材質(おしぼり本体、パッケージ)、サイズなどで使い心地が大きく変わります。
飲食店における最終的な目標は「リピーターさんを増やす」ということではないでしょうか?
そのために、お客様にどう感じていただきたいか、お店の雰囲気をどうしたいか、といった観点で
ご自身のお店にどういったおしぼりが適しているかを検討してみてください。
飲食店における最終的な目標は「リピーターさんを増やす」ということではないでしょうか?
そのために、お客様にどう感じていただきたいか、お店の雰囲気をどうしたいか、といった観点で
ご自身のお店にどういったおしぼりが適しているかを検討してみてください。
●シートの厚みで選択
おしぼりのシートの厚みは測定基準がなく、坪量で表現されます。
そのため、素材や加工方法などによって同じ坪量でも感じる厚みが異なることがあります。
おしぼりは厚手のほうが高級感があると感じる方が多いですが、その分コストもかかります。
お客様にどう感じていただきたいかによって厚みをご選択ください。
・薄手/コスト重視・・・基準値 50または60g/㎡未満
・中程度・・・基準値 50または60g/㎡以上
・厚手・・・基準値 80g/㎡以上
※ 坪量…紙の厚さや品質を示す単位。1平方メートル当たりの紙の重量をグラムで表す。
※ 感じ方は個人差がございます。
そのため、素材や加工方法などによって同じ坪量でも感じる厚みが異なることがあります。
おしぼりは厚手のほうが高級感があると感じる方が多いですが、その分コストもかかります。
お客様にどう感じていただきたいかによって厚みをご選択ください。
・薄手/コスト重視・・・基準値 50または60g/㎡未満
・中程度・・・基準値 50または60g/㎡以上
・厚手・・・基準値 80g/㎡以上
※ 坪量…紙の厚さや品質を示す単位。1平方メートル当たりの紙の重量をグラムで表す。
※ 感じ方は個人差がございます。
●シート面積で選択
シート面積によっても感じ方が変わります。
サイズが大きく、手全体を拭けるほうが高級感・特別感があると感じやすい傾向にあります。
手のひらをふけるくらいの一般的なサイズは180~200mm×210~260mmといわれています。
サイズが大きければ高級感が感じやすい反面、コストももちろんかかります。
例えば、サンドイッチなど、指先だけで十分なものはもうすこし小さなサイズでも十分かもしれません。
反対に、居酒屋など長時間店内へ滞在する場所に関しては、乾きにくく手を全体的にふけるサイズが適しているため
布おしぼりのほうが好まれる傾向にあります。
サイズが大きく、手全体を拭けるほうが高級感・特別感があると感じやすい傾向にあります。
手のひらをふけるくらいの一般的なサイズは180~200mm×210~260mmといわれています。
サイズが大きければ高級感が感じやすい反面、コストももちろんかかります。
例えば、サンドイッチなど、指先だけで十分なものはもうすこし小さなサイズでも十分かもしれません。
反対に、居酒屋など長時間店内へ滞在する場所に関しては、乾きにくく手を全体的にふけるサイズが適しているため
布おしぼりのほうが好まれる傾向にあります。
●素材で選択
布おしぼりはタオル地が多いですが、紙おしぼりは加工方法や組み合わせなどで多種多様な材質が使われています。
代表的な材質をご紹介します。
【一般素材】
パルプエンボス(パルプシート)タイプ
昔からある一般的な「エンボス素材」。一般的に一番多い材質で安価、拭き心地もソフトだが、少し破れやすい。
パルプ不織布タイプ
シートタイプよりも厚みがあり、やわらかい。破れやすいがポリ素材を混ぜることで強度は増すが、保湿性は高くない。
レーヨン系不織布タイプ
なめらかな肌触りで、破れにくい。
【特殊素材】
未ざらしパルプ
よくある白い紙おしぼりではなく、茶色いおしぼり。
コットン
肌触りがよく、保湿性が高い。コストは少し高い。
クリール
独自製法の特殊三層素材により、紙おしぼりとは思えないボリューム感と、ふんわりとした優しい使い心地。
【環境配慮素材】
FSC認証紙などの素材
FSC認証マークを取得したパルプを使用した製品で、環境配慮やSDGsにも貢献します。
代表的な材質をご紹介します。
パルプエンボス(パルプシート)タイプ
昔からある一般的な「エンボス素材」。一般的に一番多い材質で安価、拭き心地もソフトだが、少し破れやすい。
パルプ不織布タイプ
シートタイプよりも厚みがあり、やわらかい。破れやすいがポリ素材を混ぜることで強度は増すが、保湿性は高くない。
レーヨン系不織布タイプ
なめらかな肌触りで、破れにくい。
未ざらしパルプ
よくある白い紙おしぼりではなく、茶色いおしぼり。
コットン
肌触りがよく、保湿性が高い。コストは少し高い。
クリール
独自製法の特殊三層素材により、紙おしぼりとは思えないボリューム感と、ふんわりとした優しい使い心地。
FSC認証紙などの素材
FSC認証マークを取得したパルプを使用した製品で、環境配慮やSDGsにも貢献します。
●おしぼりの形状
平らに折りたたまれた平型(フラットタイプ)とロール状に巻かれた丸形の2種類があります。
-
平型(フラットタイプ)
-
丸型(ロールタイプ)
●パッケージ素材の違い
おしぼりだけでなく、そのパッケージによっても感じ方や使い心地が変わってきます。
・乳白色フィルム
スタンダードなポリ素材の袋。
・透明フィルム
スタンダードなポリ素材の袋の透明版。中身が見えるため、未ざらし(茶色)の紙おしぼりはこちらのタイプが多い。
・透け感のないフィルム
パール地、梨地、和紙風、マット調などがある。価格は通常のポリフィルムと比較するとたかくなってしまうが、
透け感をなくしたり、柄を入れたり、手触りが変わることで高級感の演出が可能。
・デザイン性のあるフィルム
模様や、イラストなどのあるフィルムもあります。たとえば、和食の料亭などでは和風の柄が施されたおしぼりなどを使うと
雰囲気の演出の1つとして有効です。
・乳白色フィルム
スタンダードなポリ素材の袋。
・透明フィルム
スタンダードなポリ素材の袋の透明版。中身が見えるため、未ざらし(茶色)の紙おしぼりはこちらのタイプが多い。
・透け感のないフィルム
パール地、梨地、和紙風、マット調などがある。価格は通常のポリフィルムと比較するとたかくなってしまうが、
透け感をなくしたり、柄を入れたり、手触りが変わることで高級感の演出が可能。
・デザイン性のあるフィルム
模様や、イラストなどのあるフィルムもあります。たとえば、和食の料亭などでは和風の柄が施されたおしぼりなどを使うと
雰囲気の演出の1つとして有効です。
3-3.ご利用シーン別選び方
・コストを重視しつつ卓上配置の場合
通常サイズ、パルプ素材で乳白色フィルムか透明フィルム
・お客様の使い勝手を最優先に選ぶ場合
破れにくい材質や、手触りのいい素材を選択
医療・介護の場面においては手を動かしづらい方もいるため開きやすい丸形のおしぼりを選択。
・長時間滞在向けの場合
保湿性が高く、ふき取り面積が広い紙おしぼりか、布おしぼりにする
・高級感を出したい場合
厚手のおしぼりにする、薄手・小さめサイズでもフィルムの素材にこだわるか、色や柄のあるおしぼり、もしくは布おしぼり
・お店の雰囲気に合わせることを最優先にしたい場合
インテリアの色味などによっては白いおしぼりよりもみざらしの茶色いおしぼりを選ぶ。
照明や自然光の具合に合わせて乳白色や透明フィルムではなく、特殊フォルムを用いて高級感を演出する。
アロマ成分配合の香り付きのものなどを選ぶ。※料理の邪魔をしないようにご注意ください。
・お店のコンセプトなどに合わせる
エコや環境配慮、SDGsへの取り組みを謳いたい場合は環境配慮型の素材を使ったものを選ぶか、布おしぼり。
通常サイズ、パルプ素材で乳白色フィルムか透明フィルム
・お客様の使い勝手を最優先に選ぶ場合
破れにくい材質や、手触りのいい素材を選択
医療・介護の場面においては手を動かしづらい方もいるため開きやすい丸形のおしぼりを選択。
・長時間滞在向けの場合
保湿性が高く、ふき取り面積が広い紙おしぼりか、布おしぼりにする
・高級感を出したい場合
厚手のおしぼりにする、薄手・小さめサイズでもフィルムの素材にこだわるか、色や柄のあるおしぼり、もしくは布おしぼり
・お店の雰囲気に合わせることを最優先にしたい場合
インテリアの色味などによっては白いおしぼりよりもみざらしの茶色いおしぼりを選ぶ。
照明や自然光の具合に合わせて乳白色や透明フィルムではなく、特殊フォルムを用いて高級感を演出する。
アロマ成分配合の香り付きのものなどを選ぶ。※料理の邪魔をしないようにご注意ください。
・お店のコンセプトなどに合わせる
エコや環境配慮、SDGsへの取り組みを謳いたい場合は環境配慮型の素材を使ったものを選ぶか、布おしぼり。
まとめ
おしぼりは意外とあなどれない存在であることがわかりましたでしょうか?
おしぼりは飲食店においては一番最初に目に触れるため、料理やインテリア、室内装飾、接客などに加えて大切なサービスの一つです。
日本独特の文化である「おもてなし」を表現し、お客様での店内の過ごし方に影響します。
どんなおしぼりを使うか、選ぶ際のポイントは「どういう目的かを考える」という点です。 >>サイトトップへ戻る
おしぼりは飲食店においては一番最初に目に触れるため、料理やインテリア、室内装飾、接客などに加えて大切なサービスの一つです。
日本独特の文化である「おもてなし」を表現し、お客様での店内の過ごし方に影響します。
どんなおしぼりを使うか、選ぶ際のポイントは「どういう目的かを考える」という点です。 >>サイトトップへ戻る