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パン・ベーカリー店を開業予定、営業中の方必見!必要な厨房機器、あると便利な備品などをご紹介!

おいしそうなパンの香りがお店中に広がるパン・ベーカリー店。パン屋を開業したいという方も多い一方で、開業にあたってどのような厨房設備を選べばいいのか難しいですよね。

本記事では、パン・ベーカリー店で必要な厨房器具や備品について紹介します。

基本的な備品からパン屋独自の厨房機器まで幅広く紹介するので、これから開業する方だけでなく、現在営業されている方も買い替え時の参考にしてくださいね。

パン・ベーカリー店の開業を
検討中の方、営業中の方へ

パン・ベーカリー店を開業するにあたってパン職人になるためには、調理の専門学校でパン作りのための知識を学ぶ方法と、実際に店舗で働きながら習得していく方法があります。
専門学校で学べば厚生労働省認定の「パン製造技能士」の国家資格を得られますが、パン屋開業にあたって必須ではありません。
社会人になってからパン屋を開業する場合には時間と資金を考慮すると、専門学校で何年か学ぶよりも、その期間を実際に働いて修行する方が安くて技術の習得も早いのでおすすめです。

パン屋を開業するための費用

パン屋開業の費用は1000万円を目安にみておきましょう。費用の内訳は以下の内容です。

● 不動産取得費用
● 内外装工事費用
● 厨房機器・業務用機器
● 運転資金


この4つに大別され、その中でも厨房機器は400万円~800万円が必要と考えておくといいですよ。

家で趣味として作るのではなくお店としてパン屋を開業する場合には、通常のオーブンでは焼ける個数や温度が限られてしまうので、業務用のオーブンやフライヤーが必要となります。
販売する商品にもよりますが冷蔵庫や冷凍庫、オーブンといった食材を扱うにあたって必須となるもの以外にも、パンをつかむトングや商品を並べるショーケースといった備品も必要です。
最新版や機能性に優れているものは、便利な一方で値段が高額になる可能性があるので、費用を抑えたいという方は中古の商品も検討するといいですよ。
買い替えたいけど最新版でなくてもいい方や、すでに営業中のお店にもおすすめです。

パン・ベーカリー店に必要な
厨房機器・調理道具・備品

ホテルパンのサイズ
ここでは、パン・ベーカリー店に必要な厨房機器や備品について紹介します。
ほかのジャンルの飲食店と同じものやパン屋独自の機器もあるので、今後開業予定の方や買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
最低限必要な厨房機器・備品は、以下の13点です。

● ミキサー・ブレンダー
● フライヤー
● オーブン
● 冷蔵庫・冷凍庫・チラー
● シンク・流し台
● パンスタンド
● ラック
● タイマーや温度計といった小物
● トング・トレイ
● 包装用品
● ユニフォーム
● その他消耗品

では、順番に解説していきます。

【ミキサー・ブレンダー】

大量のパン生地や、生地の中に入れるペーストやクリームを入れるのにミキサーやブレンダーは作業の効率化に有効的です。
ミキサーの種類には縦型ミキサーやスパイラルミキサー、横型ミキサーなどさまざまな種類があり、パン屋で主に用いられるのは縦型またはスパイラルミキサーが多いです。
縦型ミキサーはアタッチメントを取り外してさまざまな食材に使用でき、スパイラルミキサーは効率よく生地を繋げてくれます。自分のお店で作るパンにあったものを選ぶようにしましょう。
ホテルパンのサイズ

【フライヤー】

カレーパンやドーナツなど、揚げものを作る際にフライヤーは必須の厨房器具です。
細かく温度の調節ができるので、好みの温度で揚げられます。商品によってはろ過機能がついているものもあるので、比較しながら検討するのがおすすめです。
ホテルパンのサイズ

【オーブン】

パンを焼くのに最も欠かせない厨房器具です。業務用のオーブンは、一度に大量のパンを焼ける上、加熱も均一にできるので、ムラなくすべて形の整ったパンが焼けます。
パン専用のオーブンは2~3段もあるコンベクションオーブンが多く、オーブンの中にはファンが内蔵されており熱風を循環させるので、短時間でパンが焼けるのも魅力です。
オーブンのサイズは種類が豊富なので、お店のサイズにあったものを選ぶようにしましょう。
ホテルパンのサイズ

【冷蔵庫・冷凍庫・チラー】

牛乳や生クリーム、バターといった冷蔵食材や、中に入れるクリームの保管などさまざまな用途で利用されます。
パンの製法として「オーバーナイト法」というものがあり、一晩冷蔵庫で寝かすことが多いので、想定よりも大きめの冷蔵庫を選ぶようにしましょう。
冷凍庫に関してもパンは焼く前の生地と焼いた後の生地両方が冷凍保存できるので、大量に仕込んで保存する際にも重宝します。なるべく大きめのものを選ぶと余裕持って作業が行えますよ。
ホテルパンのサイズ

【シンク・流し台】

食材と食器を別々に洗えるように、厨房のシンクは2槽以上と保健所で定められています。
一般的な一槽のサイズとしては幅が45cmで奥行き36cm、深さ18cm以上が必要となるのでそれ以下のものを注文しないように注意しましょう。
自治体によっては食洗機が配置されている飲食店では食洗機を一槽と数える場合もあるので、事前に調べておくといいですよ。
ホテルパンのサイズ

【パンスタンド】

フランスパンやバタールを立てかけているものやパンが陳列されているものをパンスタンドと呼びます。
メーカーによってさまざまなカラーや作りのものが販売されているので、一緒に揃えたいベーカリースタンドやお店の雰囲気にあったものを選ぶようにしましょう。
ホテルパンのサイズ

【ラック】

ラックは焼き上がりのパンの熱を冷ますのに使われます。
コンパクトなサイズのものから10列以上置ける車輪付きのものまで豊富な種類があるので、どのくらいの店舗規模なのかを考慮しながら選ぶようにしましょう。
ホテルパンのサイズ

【温度計、タイマーなどの調理小物】

温度計やはかりなどは正確に計量を行わなければいけないパン屋・ベーカリーにとって必要不可欠です。
タイマーや調理小物も飲食店には必須の道具です。100均でも購入できますが、壊れやすいでしょう。やや高価になりますが、耐久力のあるものを選ぶと作業効率が一気に上がるでしょう。
ホテルパンのサイズ

【クープナイフ】

クープナイフは、パン表面に切り込みを入れ、模様をつけるために使用するナイフです。
ハードパンの表面につけることが多く、フランスパンなどの模様もこのクープナイフで作られています。
ホテルパンのサイズ

【トング・トレー】

多くのパン屋は、自分で好きなパンをピックアップしていくセルフサービスとなっています。
そのためパンを選ぶためのトングやトレーも複数必要になってくるので、好みのデザインを揃えておくのがおすすめです。
ホテルパンのサイズ

【包装用品】

パンを包むための袋などは複数種類用意しておくと、さまざまな要望に対応しやすくなります。
包装素材には、「OPP袋」や「IPP袋」、「紙袋」があります。OPP袋は透明感がありパリッとした質感が特徴です。
IPP袋はやわらかくて破れにくく、紙袋は通気性がよく豊富なデザインから選べます。
お店のロゴを使ったオリジナルの袋を作成すれば、オリジナリティを出せるうえに宣伝効果も期待できるでしょう。
ホテルパンのサイズ

【ユニフォーム】

ユニフォームはお客様からの第一印象にもつながるものなので、お店の雰囲気に合ったものを選ぶようにしましょう。
キッチンは基本的に立ち仕事が続くので、動きやすく抗菌や耐熱性に優れている軽い素材のものがおすすめです。粉物を扱うので目立たないように白色のものを選ぶといいですよ。
ホテルパンのサイズ

【その他消耗品(手袋、ごみ袋など)】

手袋やマスク、ごみ袋、ラップ、アルミホイル、キッチンペーパー、カウンタークロスなど、お店で必要なものをご用意ください。
パン・ベーカリー店を開業するには、オーブンや冷蔵庫といった基本的な厨房道具だけでなくモルダーやクープナイフなど、独自の厨房器具も必要になります。
メーカーや商品によってサイズや値段は異なるので、お店にあったものを選ぶようにしましょう。
アズキッチンではパン・ベーカリー店向けの商材を多数取り扱っているので、気になる方はぜひサイトをご覧ください。

また、ケーキ屋・お菓子屋(洋菓子店、和菓子店)の開業、営業に必要となる各備品は下記にて選びやすくまとめております。
ぜひ商品選定にご活用ください!

パン屋・ベーカリー備品特集