溶媒ポンプシステム ILC-135-10
特徴
このポンプは簡単な構造でご自分でも分解組立てができ、機構を理解して自由に使えるようにとの目的で設計されたもので、御入手後、諸所のトラブルで遊休するようなことがないように考えました。したがってメカニズムはすべて裸で外装等は一切行なはずその分だけ安価になっております。原理的にはレシプロのピストンポンプで、1往復の量がきまっておりポンプ自体での流量調節はできません。そこで毎分約50mLを循還させその一部をカラムへ流し、あとは溶媒容器へもどしてしまう形式です。圧力は30kgcm2ぐらいまで上ってしまうので7~10kgのあいだでパルスがなくなるようにしたパルスダンパーが附属し、これにより調整いたします。7~10kgcm2の圧でリング状の水道の本管があり、そこから蛇口をひねって水を使うとお考えいただければよいわけです。従ってカラムがなにかの理由でつまってしまっても圧力はそれ以上あがらず液は水道本管をぐるぐる循還しているだけとなりますから、安全回路付、リミッター付と同じでポンプにもカラムにも昇圧のための負荷はかかりません。現在までにあまり例を見ないポンプですからよろしく御一考の上御試用願います。ダンパーは窒素ガスをダイヤフラムで封入したもので、エヤーダンパーではありませんので溶媒への気体のとけ込みはありません。材質は、ステンレス、フッ素樹脂です。
仕様
型番:
ILC-135-10